国内、海外とも振るわず
東武トップツアーズが3日に発表した2018年度第2四半期累計(18年1~6月)事業概況は、取扱高が前期比14億1400万円減の626億3800万円、営業収入が同3億9300万円減の86億6400万円、営業損失が同5億1600万円増の8億7600万円、経常損失が同4億3200万円増の8億8500万円、当期純損失が同3億7400万円増の6億4700万円。国内旅行、海外旅行ともに不振だった。
国内旅行は取扱高が11億5700万円減の433億800万円、営業収入が3300万円減の59億2200万円。団体旅行の取扱高は、学校団体が前年をやや下回ったものの、一般企業、自治体・省庁の法人需要が堅調で前年を上回った。営業収益も増収。個人旅行は、航空券やJR券販売、企画商品の販売が不振で、取扱高、営業収益ともに前年を下回った。
海外旅行は取扱高が9億200万円減の145億4500万円、営業収入が3億200万円減の16億2100万円。団体旅行の取扱高は、前年の大型団体の反動もあり、一般企業、自治体・省庁、学校団体ともに苦戦し、前年を下回った。営業収益も減収だった。個人旅行は、平昌オリンピックの販売やビジネス利用の航空券が好調で取扱高は前年を上回ったものの、営業収益は下回った。
訪日旅行は、取扱高が7億5400万円増の36億3100万円、営業収入が1800万円減の5億6800万円。団体旅行の取扱高は、一般団体は好調で前年を上回ったものの、自治体・省庁大型団体の実施が下半期に移行したことにより、前年をやや下回った。営業収益も前年を下回る結果に。個人旅行は、JRパスの販売が伸び、取扱高・営業収益ともに前年を大幅に上回った。