和食検定を主催する日本ホテル教育センターはこのほど、全国4会場で実施された第8回初級レベルと第16回基本レベル検定(2月23日実施)の結果を公表した。
初級レベルは380人が受験し、認定者151人、認定率39.7%。正答率によって認定者は1級、2級、3級に分かれ、1級15人、2級55人、3級81人となった。
基本レベルは178人が受験し、認定者86人(1級19人、2級67人)、認定率は48.3%。
和食検定本部によると、初級レベルの認定率は個人受験会場で4会場とも90%を超えたが、団体受験会場でのばらつきが大きく、全体として低い数字となった。一方、基本レベルは過去平均の37.8%を大きく上回る認定率となり、正答率も67.6%と高くなった。
今回までの累計の受験者数は6284人、認定者数2859人、認定率45.5%。
和食検定は日本の食文化を正しく理解し、伝えることを目的に実施。食の基礎知識や専門知識、実務知識の理解度を測る筆記試験を行っている。
受験対象者は、初級レベルが和食分野の初心者、基本レベルが和食の料理や食材、マナーに関心がある人。試験は年2回行われる。このほか、和食の現場で部下の指導に当たる基本レベル認定者を対象とした年1回(秋)実施の実務レベルもある。次回検定は3レベルとも10月24日に行われる。
和食検定についての問い合わせ先は、和食検定本部(日本ホテル教育センター事業部内)TEL03(3367)5663。