吾妻はイベント目白押し 群馬県6町村がアピール


6町村がオンライン上でイベントをアピール

 群馬県吾妻郡の町村と観光協会などで組織する吾妻観光連盟(田村徹会長)はこのほど、今後予定されているイベントなどをオンライン上でPRした。参加したのは中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、高山村、東吾妻町で、担当者はコロナ禍に負けじとばかり、熱心にアピールしていた。

 中之条町は、四万温泉を周遊しながら謎解きゲームとマーダーミステリー(物語体験型推理ゲーム)を組み合わせた新たな企画を9月から開始する予定。「二つの要素を合わせた“マダミス謎解き”を四万温泉の魅力、観光スポットなどを盛り込んだオリジナルシナリオで開催する」という。

 参加するには四万温泉協会やアマゾンでゲームを行うキットを購入し、キット内のQRコードを読み込み、ラインを利用して進行する。販売価格は検討中で、ターゲットはファミリー層など。

 また、来年9月9日から1カ月間、町全域を舞台に国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ」を開催する。価格は1500円、高校生以下無料。

 長野原町によると、川原湯温泉駅キャンプ場では1日1組限定という「おとなのキャンププラン」を実施。一切の道具を持たずに手ぶらでキャンプやBBQが楽しめるのが特徴。価格は1人2万2千円と割高だが、「プレミアム感を出し、満足してもらう」と町の未来ビジョン推進課。

 東京・新宿と伊香保・草津温泉間を運行するJRバス関東の「上州ゆめぐり号」が7月16日のダイヤ改正で一部の便が川原湯温泉に停車することになり、アクセス向上効果に期待も。

 浅間山噴火によって生まれ、溶岩の芸術として知られる「鬼押出し園」を抱える嬬恋村は、園内をガイドが案内し、アロマストーンとアロマクラフト体験ができる「浅間山の恵みツアー」を紹介。「貴重な浅間石や処分されるはずだった間伐材を再利用して作るクラフトなので、地球にも優しい」という。完成品は土産として持ち帰れる。

 嬬恋村は愛妻家の聖地と呼ばれているが、村内の愛妻スポット8カ所のうち4カ所のスタンプを押した台紙を観光案内所に持っていくと記念品がもらえる「妻との時間をつくる旅スタンプウオーク」を開催。妻旅推奨施設の旅館・ホテル(26施設)で愛妻プランを使うとノベルティを配布する予定。

 草津町に新たに登場したのが、草津温泉スキー場の天狗山ゲレンデ山頂に設けられた巨大ブランコ。「草津温泉スカイスゥィング」の名称で、7月16日オープンした。

 高さ10メートルは日本一高いといい、「隣りのジップライン(バンジップテング)と合わせてスリルを味わって」と町の観光課。高さ3メートルほどの小児向けもあり。料金は1回に付き大人600円、子ども500円。2分間ほどこげる。

 年間30万人ほどが訪れる道の駅「中山盆地」内に9月中旬、村の魅力を発信する「たかやま未来センターさとのわ」がオープンする。高山村によると、カフェやラウンジ、広場、フードファクトリーなどで構成される。周囲には宿泊コテージやふれあいパーク、田んぼアートなどがあり、1日中楽しめるという。

 ロックハート城や公開天文台にも近く、ロックハート城ではプリンセスドレス体験もできる。

 東吾妻町での人気アトラクションが自転車型トロッコ「アガッタン」の運行。普段立ち入ることのできない鉄道レールの上をトロッコに乗ってペダルをこぎながら進む。営業日以外は団体向けに貸し切りOKプランを用意、社員旅行などでの活用を狙う。

 昨年春オープンした岩櫃真田忍者ミュージアム(にんぱく)に今春、新アトラクション「にんぱくレーザートラップNARUKO」がオープン。高度なITプログラミング技術を生かして、手軽に忍びミッション体験ができる。 
     

6町村がオンライン上でイベントをアピール

 
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