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日本旅館協会東北支部連合会はこのほど、宿泊実態調査の4月の結果をまとめた=表。対象施設105軒のうち103軒が回答。東北6県合計の宿泊人員は前年同月比255.9%増だったが、2019年同月比では69.9%減と、依然厳しい状況が続いている。
宿泊人員の月別の前年同月比は、12月は34.7%減、1月は72.3%減、2月は71.1%減、3月は12.4%減と低調に推移。4月は増加に転じたものの、コロナ禍前の水準には戻っていない。
4月は前月に続きコロナウイルスの感染状況が好転せず、祭りなどイベントの中止が相次ぎ、積極的な誘客ができない状態が続いた。修学旅行やスポーツ団体などの顧客需要がなくなり宿泊人員が大きく減った会員施設も見られた。
売り上げについて、会員施設からは「緊急事態宣言発出に伴い全日休館していた昨年同月比では良い数字が出たが、コロナ禍前の2019年比ではまだ厳しい状況が続いている」との声が多く挙がった。