2018年11月の出国日本人数(JNTO推計値)は、前年同月比8.2%増の167万4千人となった。18年1~11月の累計は前年同期比5.5%増の1732万5千人で、18年の年間値は、統計上残り1カ月あるが、過去最高を記録しそうだ。
これまでの出国日本人数の最高値は、12年に記録した1849万1千人。観光庁の田端浩長官は「年末年始の予約も好調と聞いており、1900万人にせまりそうだ」との見通しを示した。
アウトバウンドの好調要因には、中国、韓国との外交関係の安定、堅調な国内経済、為替レートの安定、「ツーリズムEXPOジャパン」の情報発信効果などが挙げられる。