全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部の東北ブロック大会が11月13日、岩手県花巻南温泉峡の「湯の杜ホテル志戸平」で開かれた。「東北一丸!〜手を取り伝えよう、宿から感謝と笑顔を〜」をメーンテーマに、記念式典、基調講演などが行われた。齊藤靖子・青年部東北ブロック長、山口敦史・青年部長はじめ、東北6県の青年部員、青年部常任理事、各ブロック長、次回の青年部全国大会の開催地、京都府の青年部員ら、およそ140人が出席した。
大会は隔年の開催。東北各県で持ち回りで開催している。
基調講演は会場となったホテル志戸平を経営する志戸平温泉の久保田浩基社長が「ありがとう経営思考」をテーマに実施。「会社の歴史を調べることで今の経営に生かせるヒントが生まれる」「感謝することを常に心にとどめておく」「人口減少は避けられず、時代は大きく変わっていく。“決まり事”は何もない。全国の仲間と情報交換し、知識を蓄え、自分がどうしたいのかを突き詰めて進んでほしい」と述べた。
また前日は全旅連青年部の常任理事会を岩手県陸前高田市のキャピタルホテル1000で開催。同市の戸羽太市長が講演した。戸羽市長は東日本大震災発生時から現在までの状況を説明。地方と中央で震災復興に対する意識の違いがあることを指摘し、今後については「ノーマライゼーションという、全ての人が暮らしやすい街づくりが必要」とした。