全旅連保険を手掛ける全旅連事業サービス(東京・平河町、TEL03・3263・4429)はこのほど、JTBグループのJMCと提携し、JMCが運営するネットショップサイトへの参画を全旅連加盟施設に案内する業務を始めた。「旅館・ホテルにとって、名産品の販売ルートの多様化が図れ、収入増が期待できる」と、サイトへの多くの参画を呼び掛けている。
サイトの名称は「日本の旅情・浪漫の逸品」(略称=逸品サイト、http://www.ryojo-ippin.com)。この11月にスタートした。サイトでは旅館・ホテルが出品した”自慢の逸品”を紹介。消費者から注文を受けると、代金引換の宅配便で旅館・ホテルから商品を送る仕組み。
旅館・ホテルが支払うサイトへの参画料、システム使用料は無料。商品が売れた場合のみ、販売手数料として税込み販売価格の15%を支払う。
対象商品は旅館・ホテルが販売しているオリジナル商品、みやげ、食品、季節料理、特産品、工芸品など。商品価格は税込み3150円以上が目安。
全旅連事業サービスはまず、都道府県旅館組合の役員約2300軒に同サイトをDMで案内。既に多くの引き合いが来ているという。今後、約2万軒の全組合員に参画を呼び掛けたいとしている。
サイトは今後、料亭、みやげ店、ゴルフ場などにも参加を呼び掛け、「より多くのお客さまに知られるサイトを目指す」としている。。