日本旅行業協会(JATA)、全国旅行業協会(ANTA)、日本観光振興協会が主催する「日中観光文化交流団」の派遣を目前に控えた15日、関係者が東京で記者会見。二階俊博・名誉団長(衆議院議員、ANTA会長)は、観光業界を中心とする約3千人の民間交流団による友好によって、「新しい時代の日本と中国の関係を築いていきたい」と意気込みを語った。
交流団は22〜24日を基本日程として、北京市の人民大会堂で23日に行われる主要行事「日中観光交流の夕べ」などさまざま行事に参加。交流団の目的について二階名誉団長は「日中関係を良くしたいと願っている人は多い。日本と中国の距離がもっと縮まるよう努力していきたい」と語った。
記者会見には、程永華・中華人民共和国駐日本国特命全権大使や久保成人・国土交通省観光庁長官、張西龍・中国国家観光局東京駐在事務所首席代表も出席した。程大使と久保長官はそれぞれ、「双方向の交流により互いに理解し合うことが重要だ」と強調。張首席代表は、交流団が訪れる北京、天津、河北省、大連など7地域だけでなく、「全中国で受け入れ態勢をしっかりとって、皆さんを歓迎する」と述べた。
握手する(右から)久保長官、二階名誉団長、程駐日大使、張首席代表