事業継続計画(BCP)の「策定意向」5割に 調査開始後で最高


 事業継続計画(BCP)について、策定意向があるとした企業割合は50.0%と、4年ぶりに5割に達した。既に策定している割合は19.8%と約2割で、こちらは調査開始後最高となった。帝国データバンクが5月、全国の企業に行った意識調査。

 「策定している」が前年の18.4%から1.4ポイント増加。「現在、策定中」が7.3%(前年7.5%)、「策定を検討している」が22.9%(同22.7%)。これらを合わせた「策定意向がある」が50.0%と、前年(48.6%)を1.4ポイント上回るとともに、2020年5月(52.9%)以来、4年ぶりに5割に達した。

 このほか「策定していない」が前年比1.2ポイント減の41.8%。「分からない」が同0.2ポイント減の8.2%。

 策定意向があるとした企業割合を都道府県別に見ると、高知が68.4%と唯一の6割台。静岡(58.3%)、石川(57.7%)、富山(57.6%)、愛媛(同)、長野(57.2%)、香川(56.9%)、鳥取(56.3%)が続いた。

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