鉄道旅客協会が2日発表した、主要旅行業12社の昨年12月の旅行販売概況は、総取扱額が前年同月比5.2%増の2449億2916万円だった。内訳は、国内旅行が2.7%増の1433億9614万円、海外旅行が同8.2%増の924億5987万円、外国人旅行が同39.3%増の57億5111万円、その他が同11.8%減の33億2204万円だった。3分野とも前年実績を超えたのは、昨年2月以来、10カ月ぶり。
総取扱額が前年比増となったのは10社。日本通運、阪急交通社は2ケタ増だった。分野別では、国内旅行が5社、海外旅行が9社、外国人旅行が取り扱い11社中6社で前年実績を上回った。
昨年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比6.1%減の2兆2611億6442万円だった。累計総取扱額が前年を上回っている事業者はなく、最も前年実績に近い西鉄旅行でも同0.6%減となっている。
分野別の累計額は、国内旅行が同7.0%減の1兆3618億1405万円、海外旅行が同3.1%減の8506億1989万円、外国人旅行が同32.1%減の333億2980万円、その他が同7.4%減の154億68万円。このうち国内旅行の累計額が前年実績を超えている事業者はない。