鉄道旅客協会によると主要旅行業12社の10年12月の総取扱額は、前年同月比2.7%増の2329億1117万円となった。日本旅行(13.6%増)、JTB(5.4%増)、近畿日本ツーリスト(KNT、3.4%増)など5社が取り扱いを伸ばしている。
国内旅行は1.3%増の1395億9636万円。前年を上回ったのは日本旅行(4.3%増)、JTB(4.2%増)、京王観光(3%増)、西鉄旅行(2.4%増)、名鉄観光サービス(1.1%増)の5社。2ケタ減は1社もなく、年末は総じて順調に推移したようだ。
海外旅行は5.5%増の854億2163万円となったが、前年を上回ったのは4社にすぎない。日本旅行の30%増、KNTの10.8%増などが目立つ。トップツアー(34.2%減)、読売旅行(28.4%減)は大幅ダウンを強いられた。
外人旅行は3.9%増の41億2847万円。5社が前年を上回り、西鉄は8倍、名鉄は5倍近い伸びを示している。
10年4月からの累計総取扱額は前年同期比5.9%増の2兆4070億886万円。うち、国内は前年並みの1兆4636億684万円、海外は17%増の8776億4657万円、外人は23.9%増の491億2246万円となっている。