観光庁が11日に発表した今年6月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比26.5%減の4005億8839万円だった。11カ月連続で前年実績を下回った。内訳は、国内旅行が同14.8%減の2739億734万円で、8カ月連続の前年割れ。海外旅行は同43.9%減の1227億6910万円、外国人旅行は同21.2%減の39億1195万円。
国内旅行は取り扱い57社中、エイチ・アイ・エス、郵船トラベル、エヌオーイーJTBグローバルマーケティング&トラベルの4社のみ前年比増。
海外旅行は13カ月連続で前年実績を割り込んだ。取り扱い60社中前年を超えたのは、JTBグローバルマーケティング&トラベルだけだった。
外国人旅行は10カ月連続前年割れ。JTBグループ各社が堅調だったほか、京王観光、沖縄ツーリスト、南海国際旅行が前年を超えた。
募集型企画旅行の状況は、総取扱額が同25.1%減の945億5290万円だった。このうち国内旅行は同13.5%減の590億7801万円、海外旅行は同39.0%減の352億3062万円、外国人旅行は同8.5%減の2億4427万円。取扱人員は同1.3%増の299万1093人。国内は同4.6%増の268万2086人。海外、外国人は前年割れした。