観光庁が22日に発表した6月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額5001億8011万円で前年同月比2.3%増だった。
内訳は国内旅行が1.7%増の3085億4060万円、海外旅行が2.4%増の1838億1221万円、外国人旅行が32.1%増の78億2730万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、円安の影響により、海外旅行よりも国内旅行を選択する傾向が見られた。特に沖縄が好調だった。海外はサッカーワールドカップが開催された影響により、ブラジルへの旅行者が増加した。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは50社中34社。国内旅行は取り扱い47社中29社、海外旅行は49社中31社、外国人旅行は33社中20社が前年同月よりプラスだった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比0.6%増の1220億9760万円。内訳は国内旅行が1.9%増の655億7151万円、海外旅行が1.1%減の561億6484万円、外国人旅行が33.2%増の3億6126万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、前年同月比3.1%減の268万8401人。内訳は国内旅行が2.6%減241万4909人、海外旅行が10.2%減の25万498人、外国人旅行が40.7%増の2万2994人だった。