主要旅行業43社、6月の総取扱額は19年比29%減、国内旅行は11.6%減


 観光庁が8月10日に発表した主要旅行業者43社・グループの2023年6月の旅行取扱状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比29.0%減の2838億3350万円となった。国内旅行は11.6%減の1937億7727万円、海外旅行は53.7%減の747億3454万円、訪日旅行は19.1%減の153億2169万円となった。19年比については海外旅行・国内旅行で5月より減少幅が縮小。訪日旅行は減少幅が大きくなった。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。

 総取扱額で19年の実績を上回った会社は東武トップツアーズ、WILLER4社計、ケイライントラベル、富士急トラベルの4社。このうち取扱額が最も大きかったのは東武トップツアーズで2.3%増の126億856万円、伸び率が最も高かったのはケイライントラベルで49.1%増の7億5665万円だった。

 国内旅行で19年を上回ったのは12社だった。このうち取扱額が最も大きかったのはエイチ・アイ・エス6社計で13.2%増の43億5234万円、伸び率が最も高かったのは旅工房で91.8%増の1億1089万円だった。取扱額が2019年の5割未満だった会社は11社だった。

 海外旅行で19年を上回ったのは取扱額10億円以下の2社で、ケイライントラベルが51.4%増の7億3055万円、富士急トラベルが25.2%増の1608万円となった。一方で取扱額が2019年の5割未満だった会社は23社だった。

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