鉄道旅客協会は1日までに、加盟旅行業13社の今年2月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比0.9%増の2547億4571万円で、前月同様、7社が前年同月を上回った。
国内旅行は前年並みの1527億6737万円だった。8社が前年を上回り、うち日本通運はただ1社2ケタの増加。前年割れの旅行会社でも大きな落ち込みはなく、全般的に好調に推移したようだ。
海外旅行は1.8%増の980億7211万円と増加に転じた。JTBトラベランドや読売旅行、名鉄観光サービスの3社は2ケタの増加。対してトップツアーなど3社が2ケタ減を強いられ、明暗が分かれた。
外人旅行は6%増の21億7195万円と増加基調に変わりはないが、これまで2ケタ増できていただけに、伸び率の低さが目立つ。
この結果、昨年4月からの累計は総取扱額で前年同期比0.6%増の3兆3602億4245万円となった。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTB、JTBトラベランドの3社。
国内旅行は1.6%増の2兆212億2644万円、海外旅行は1.8%減の1兆2667億1209万円、外人旅行は35.3%増の4539億3649万円。