中国・浙江省と同省・温州市の文化観光プロモーションが1日、東京の中国文化センターで開かれた。来年、省内で「アジア競技大会」が開かれる浙江省と、昨年の日中韓文化大臣会合で「2022年東アジア文化都市」に選ばれた温州市の観光魅力を日本の旅行業、報道関係者らにPRした。
浙江省は中国大陸東南の沿海部に位置。省都の杭州を起点とする「京杭大運河」や「杭州西湖」など、四つの世界遺産を抱える。シルクロードの始発港の一つ「寧波」、文豪魯迅の故郷で紹興酒の産地「紹興」などの都市も擁する。
温州もシルクロードの始発港の一つで、多くの華僑がこの町から世界各地に進出した。「温州みかん」の産地や、中国戯曲発祥地、皮革産業でも有名。
中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表は「日本への入国規制が徐々に緩和され、中日間のフライトは大幅に増えている。今日のイベントが特別な意味を持つと信じている」と、両国間観光交流の今後の本格再開に期待を寄せた。
あいさつする中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表