Trip.comは13日、中国本土から日本へのインバウンド観光客が急増していると発表した。
世界観光機関の公式データによると、昨年末までに一年間の国際観光客は13億人近くに達し、2019年の同期比で88%の水準にまで回復し、国際旅行需要の急速な増加、航空輸送能力の着実な強化、そして世界規模の観光産業サプライチェーンの秩序正しい再開という3つの要因が、国際旅行市場に新たな活力をもたらしています。
これは、今年観光市場がさらなる全面的かつ活発な復興を迎える可能性を示唆しており、国際観光業が持続的な回復の道を歩んで2019年の規模を超える可能性があり、世界経済にさらなる活力を注入する見通しです。
株式会社Trip.com International Travel Japan(本社:東京都千代田区 代表取締役:高田智之)では、これらのトレンドを受け、以下の動向が見られています。
・中国本土からのインバウンド急増
2024年3月、中国本土からの訪日外客数は2019年3月と比べ-34.6%(JNTO推計値)ではあるものの、個人旅行を中心としたTrip.com Groupでは、 2024年第1四半期の中国本土からの宿泊施設予約数を2019年の同じ期間と比較すると、宿泊者の総数はすでに2019年を大幅に上回っています。また、Trip.com VISA部門のデータによると中国本土での日本のビザの発行数は、23年の第3四半期から24年の第1四半期までの間、19年の同じ期間と比較して、個人観光一次ビザが70%、3年有効マルチビザは205%回復。5年有効マルチビザは572%増加し、全体として118%回復しています。さらに、7億回以上の視聴数を記録した中国本土で行われたアプリ上のライブ配信イベントで、日本の宿泊施設を販売した際、流通取引総額が21億7,800万円以上に達し、中国本土の観光客から強い関心が示されていることがわかります。
・他のアジアの国・地域からのインバウンドも増加
2024年の第一四半期と2019年の第一四半期を比較すると他国・地域からの宿泊施設の予約は全体では127%増加を記録しています。特に、タイ、台湾、韓国、シンガポール、香港からの増加が顕著に見られました。
・日本の地方への注目
様々な国から日本の地方にも観光客が注目し、地域への貢献も拡大しています。Trip.comでは特に和歌山県が、前年に比べ488%増加(対2019年89%の増加*)、熊本県が583%増加(対2019年296%の増加*)、静岡県が431%増加(対2019年204%の増加*)などと他の地域も含め、地域社会の活性化が進んでいます。 *Trip.comでの1~4月の宿泊数の比較
Trip.comは、これらの動向を受け、様々なキャンペーンなどを通じ、日本へのインバウンド観光をさらなるリーダーシップで牽引し、地域への貢献をさらに促進してまいります。