世界の観光関連企業のトップで構成される民間の非営利団体、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のWTTCグローバルチャンピオンアワードで、防災・危機管理・復興に関する2019年の年間賞に日本が選ばれた。授賞式がWTTCグローバルサミットの一環で3日にスペイン・セビリアで行われた。
日本の受賞では、防災・危機管理システムのリーダーシップ、増加している外国人旅行者や外国人居住者に向けた災害対応が高く評価された。授賞式には、観光庁の髙科淳審議官らが出席した。
日本のWTTCのメンバーは、JTB、JR東日本、ANA、JAL、西武ホールディングス、JCBの6企業。12年のWTTCグローバルサミットは東京、仙台で開かれ、東日本大震災からの復興のアピールの場となった。
今年のWTTCグローバルサミットには、メンバーをはじめ、国際機関や各国政府の関係者ら約1800人が参加。米国の前大統領、バラク・オバマ氏も登壇した。