国連世界観光機関(UNWTO)の1月の発表によると、2021年の世界の国際観光客数は4億1500万人で、21年比4%増だったが、コロナ禍前の19年比で72%減となった。一方で訪日外国人旅行者数は、日本政府観光局(JNTO)の推計値によると、24万5900人で20年比94.0%減、19年比99.2%減だった。
21年の国際観光客数は、欧州と米州は20年比でそれぞれ19%増、17%増だったが、コロナ禍前を共に63%下回っている。中東地域は20年比で24%減、19年比で79%減。アジア・太平洋地域は20年比で65%減、19年比で94%減となった。
UNWTO予測によると、22年の国際観光客数は21年比で30~78%増と回復する可能性があるが、依然としてコロナ禍前の水準を50~63%下回っている。
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