
農林水産省によると、国際かんがい排水委員会(ICID)の日本国内委員会は「世界かんがい施設遺産」候補施設として、香貫用水(静岡県沼津市)、寺谷用水(同磐田市)、井川用水(大阪府泉佐野市)をICIDに申請することを決めた。
このうち、香貫用水は狩野川の水を香貫地区一帯に流すための水路で、江戸時代初期に造られ、昭和後期まで農業用水として使用されたという。
同施設遺産は、78カ国・地域が加盟するICID(本部・インド・ニューデリー)が認定。日本国内ではこれまで44施設が登録されている。申請後はICIDの審査委員会で認定の可否が審査され、10月開催予定のICID国際執行理事会で発表され、登録となる。
会員向け記事です。