1612年4月、宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘してから来年でちょうど400年。また、NHK大河ドラマ「平清盛」の放送も始まるとあって、山口県のしものせき観光キャンペーン実行委員会(会長・中尾友昭下関市長)は来年、この2つをメーンにさまざまなイベントを企画、集客に結びつける方針だ。
実行委は、関門海峡に浮かぶ巌流島を「決闘の聖地」として位置づけ、プロレスや剣道、B級グルメ、鍋料理、コスプレ対決など多彩なジャンルの決闘を実施する方針を打ち出し、現在、具体的なアイデアを広く募集している。
寄せられたアイデアは関門海峡観光推進協議会(県、市、北九州市で組織)が認定、ホームページで発表していく。実施日は1〜12月の土日祝日を予定。
プロレスについては藤波辰爾、長州力、初代タイガーマスクといった人気レスラーが旗揚げした「レジェンド・ザ・プロレスリング」による試合(5月5日)が決まっている。
下関は源平最後の戦いとなった「壇ノ浦の合戦」でも有名で、「平家一門のDNAが今も生き続ける」と同実行委。大河ドラマ放送は市をアピールする絶好のチャンスととらえ、市立美術館での「平清盛と赤間神宮宝物展」(仮称、4月24日〜5月13日予定)などの関連イベントを展開していく。