温泉、観光地の旅館・ホテルの経営指導に定評があるリョケン（静岡県熱海市）は12月17、18日の両日、兵庫県日和山温泉のホテル金波楼で通算152回目の旅館大学セミナーを開催する。1日目は、2010年に客室棟を全面リニューアルした金波楼のブランド戦略について学ぶ。
ホテル金波楼は個人客を最重要ターゲットとして、旧客室棟「渚館」を5タイプ16室のこだわりの高品質客室をそろえた新客室棟「渚の館 時じく」に全面改装した。専用ラウンジの併設や、屋上空間も景観として商品化するなど、海の景観だけに頼りすぎない魅力づくりを実施し、「ホテルの顔づくり」を推進してきた。
また、客室棟リニューアルと連動して、ソフト面でも商品力強化を目指して組織改革が行われ、全社員が一丸となってさまざまな改善プロジェクトに取り組んだ。
1日目のセミナーでは「行ってみたいホテルのために〜『ホテル金波楼』のブランディング戦略に学ぶ」と題して、ハードとソフトの両面で取り組んだ、金波楼のブランド再構築について解説を行う。
2日目は、来年の経営課題をリョケンが提案する恒例の「旅館の経営指針」を発表する。「いかにして将来に向けた永続的な経営と発展を実現するか」—リョケンの研究員が、旅館業界の進むべき方向性と経営戦略の重点課題と対策の提言を行う。
参加者には「平成26年旅館の経営指針」を贈呈する。
リョケンはTEL0557（83）2120。
