広島県の神石高原町にある「三和の森リゾート&カンファレンスセンター」が7月、施設名を「神石高原ホテル」に変更しリニューアルオープンした。それまで宿泊型の研修施設に特化していたが今後は、一般向けの宿泊事業やウエディング事業も手掛ける。同ホテルは最大200人を収容する多目的ホールやミーティングルームなどを備えるほか、80万坪という広大な敷地を生かし日本庭園やテニスコート、教会なども併設。今回のリニューアルでは、70ある客室と敷地内のログハウス20棟・40室を直した。
リニューアルに併せて、ホテルの基幹システム(PMS)も入れ替えた。選んだのはユーコムの「フロントマネージャー 旅館・リゾート版」の最上位機種であるエンタープライズ版。その使いやすさと安価な導入費用が決め手になった。
フロントマネージャーの特徴は、(1)ネットエージェントとの連携(2)予約から来館、出発までの顧客要望事項を全部署で共有できる宿泊・宴会機能(3)効率的なマーケティングと営業活動、顧客囲い込みを実現する集計分析機能──など。
同ホテルではフロントマネージャーで、客室とログハウス、研修施設での宴会と会議、そして婚礼の予約、売り上げを管理する。また、PMSとレストラン・売店管理の「レストランマネージャー」、売掛金管理の「クレジットマネージャー」を連動させた。
久保島正裕総支配人は、多くのPMSのなかからユーコム製を選んだ理由として、「性能が確かなうえに、導入費用が安い点」と指摘。さらに、「帳票類が充実している。営業戦略が立てやすい」とも。今後は、婚礼、宴会の受け付けから手配、会場管理などを行う「バンケットマネージャー」導入も検討している。
この件についての問い合わせ先は、ユーコム(TEL03・3578・8670)。
神石高原ホテル