京阪グループのホテル京阪(大阪市、西谷徹社長)と綜合商事は13日、綜合商事の保有施設で、3月末で営業を終える「ホテル日航ベイサイド大阪」の運営をホテル京阪が引き継ぎ、5月1日(予定)から「ホテル京阪ユニバーサル・タワー」として営業すると発表した。
ホテル日航ベイサイド大阪は、USJの玄関口であるJRゆめ咲き線のユニバーサルシティ駅前に位置し、地上138メートル、33階建て、641室、250人規模の宴会が可能なバンケットルーム、天然温泉の展望露天風呂など、同エリアでは最大の規模を誇る。ホテル京阪ユニバーサル・タワーは、既存のホテル京阪ユニバーサル・シティと同様にUSJのオフィシャルホテルとして、営業される。同ホテルの開業で同エリアでのホテル客室のシェアが約50%になる。
京阪グループは、京阪ブランドのナショナルブランド化に本格的に取り組んでおり、京阪ホテルの全国チェーンホテル化がその軸となるとしている。来年には札幌に新ホテルをオープン。首都圏、主要都市での出店も検討しており、平成32年度には、店舗数を20から30、総客室数5千室の体制を目指している。