24時間、着信時にメッセージ発信
PEOPLYTICS(ピープリティックス)が昨年10月にサービスを開始した月額3千円から使える電話の自動音声応答システム「IVRy(アイブリー)」。当初は病院などでの利用が主だったが、直近では旅館・ホテル、レジャー施設などからの問い合わせが増えている。
このシステムは、着信時に自動応答メッセージを流し、ボタン操作で自動応答やSMS送信、転送先を決定することができ、内容に合わせて対応方法を振り分けることができるサービス。従来から同様のサービスは存在するが、「24時間の着信受け付け」「無人対応で完結が可能」などのメリットがある一方で、「高額な導入費用」「煩雑なシナリオ制作」などの問題点も指摘されていた。
IVRyの最大の特徴は導入費用の安さ。初期導入費用は無料。月々3500円程度で使用できるうえに、自動音声の対応先は自由かつ直感的に設定可能。また、電話履歴の確認、電話帳管理などの機能も備えるほか、あらかじめ登録した電話番号は、自動応答なしで受電する機能など、細かい機能も豊富。
利用開始は簡単で、登録と設定はパソコン、スマートフォンからすぐにでき、最短5分で利用開始が可能という。
面倒な電話番号の取得手続きも一手に行うが、既存で利用している電話番号を変えずに利用することも可能。また、事業内容に合ったAIによる自動読み上げテキストを自由に作成できるうえに、録音した音声データの使用や、多言語対応も可能。
安価に使用できる点や、使い勝手の良さが受け、「従業員数に限らず、業務効率化を行いたい事業者を中心に導入アカウントが増えている」と同社。サービス開始からわずか1年で累計50万件の着電を達成した。
▷1日100円から使える電話自動応答(IVR)サービス | IVRy(アイブリー)