大阪―釜山間を運航するフェリー「パンスタードリーム号」が、台風21号の影響で運休した関西国際空港発着便の代替機能を果たした。空港閉鎖後の5日、飛行機で帰国できなくなった韓国のツアー客が同フェリーを利用。定員となる約500人が乗船、帰国した。
空港が全面復旧していない現在、同フェリーを予約する韓国からの訪日客は通常よりも1日50人から100人程度増えている。貨物取り扱いの問い合わせも増えているという。
パンスタードリーム号を運航するパンスターグループの日本総代理店サンスターラインの野瀬和宏社長は「関西経済が停滞しないよう、関西国際空港の代替機能を果たしたい。日韓相互の観光振興に寄与していきたい」と話している。
パンスタードリーム号に乗船する多くの韓国人観光客(大阪港国際フェリーターミナル)