ハウステンボス売却も95億赤字 HIS通期決算

  • 2023年1月4日

決算発表会の様子

3期連続赤字、通期予想は未定に

 エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀雄会長、矢田素史社長)は12月15日、2022年10月期(21年11月1日~22年10月31日)連結決算を発表した。コロナ禍の影響が続き、当期純損失は95億4700万円(前期は500億5千万円の赤字)と3期連続の赤字となった。ハウステンボス(HTB)の売却による関係会社売却益などで特別利益を545億円計上するなど、赤字は約405億円を圧縮。澤田会長は今後について「欧米と比べて海外渡航は約6カ月遅れているが、予約は増えている。海外旅行が本格的に戻る予測である23年は、全社一丸で取り組む」と決意を述べる。23年10月期の予想は、コロナ禍で合理的算定が困難であることから未定とした。

 売上高は前年比20.4%増の1427億9400万円、営業損失が479億3400万円(前年は640億5800万円の赤字)、経常損失が490億100万円(同632億9900万円の赤字)。

 旅行事業は、売上高が同319.7%増の676億9300万円、営業損失が286億2900万円(同383億3600万円の赤字)。コロナ禍の段階的な水際緩和で、海外における旅行事業が回復するほか、コスト削減の徹底に努めたが、収益性が高い海外旅行事業の回復が遅れた。

 テーマパーク事業は、売上高が同45.7%増の212億2500万円、営業利益が1億8300万円(同35億5900万円の赤字)。HTBでは、開業30周年を記念したアニバーサリーイベントや、季節に応じた環境演出に重点を置いた各種イベントが好評を得た。

 ホテル事業は、売上高が同93.5%増の92億700万円、営業損失が41億2200万円(同58億6800億円の赤字)、EBITDAベースでは1億9200万円の損失(同25億5700万円の赤字)。軒数が国内1軒増の22軒、海外1軒増の18軒と増加したほか、行動制限緩和の影響で増収となった。

 九州産交グループは、売上高が同16.3%増の179億6千万円、営業損失が15億5400万円(同27億1200万円の赤字)、EBITDAベースでは3億900万円の利益(同8億4600万円の赤字)。路線バスの輸送人員増加や、高速バスの運行再開、サクラマチクマモトの入館者増加など、一部が回復した。

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