ニイタカが販売する塩素系除菌・漂白剤「ニイタカブリーチ」の出荷量が、例年より20%以上増加している。猛威を振るうノロウイルスの対策用品として需要が高まっているためだ。
ニイタカブリーチは、業務用で内容量が多く、コストが低く抑えられるのが特長。
旅館・ホテルがノロウイルス対策で使うには、始めに薬剤を250倍に希釈し、布に十分染み込ませる。この布で手すり、蛇口、ドアノブ、まな板など人が直接手を触れる場所を拭き、10分程度待って水拭きする。トイレなど汚染の可能性が高いところは、頻繁に洗浄を行えば効果が上がる。
ニイタカでは、旅館・ホテル向けにノロウイルス対策のマニュアルを作成し、配布している。掲示用の清掃マニュアルもある。
全国的なノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行で、旅館・ホテルでも営業停止となる施設が相次いでいる。保健所などでは、ノロウイルスへの対策として熱湯消毒や次亜塩素酸ナトリウムを主成分にした塩素系漂白剤の使用を勧める。清掃や嘔吐物の処理時にもその使用を指導している。 問い合わせ先は、ニイタカ(大阪市淀川区新高1-8-10、TEL06-6391-6661)。
ニイタカブリーチ