トリプラ 代表取締役CEO 高橋和久氏に聞く


高橋CEO

CRM追加した「コネクト」発売

顧客データに基づいたマーケティングが可能に

 宿泊施設のホームページ(HP)用の予約システム「triplaホテルブッキング」などを提供しているトリプラ(東京都中央区)。同社では1月、CRM機能を付加した新製品「triplaコネクト」を発売した。新製品は、顧客の行動履歴や宿泊予約などのデータを総合的に管理、分類することで、顧客情報に基づいたメール送付などのマーケティング施策が可能となっている。その開発の狙いと製品特徴を代表取締役CEOの高橋和久氏に聞いた。

 ――triplaコネクトが求められている理由は。

 「宿泊施設はコロナ禍を受けて客室が埋まらない状況になったが、コロナが始まった最初の1年は売り上げの急減を受けて、コストをカットして様子を見るという考えが約9割、残り1割が、現状の販売手法を見直して集客手法を改めようという考えだったと思う」

 「コロナが2年目に入ってからその考え方が変化し、集客手法を見直してアフターコロナに備えるという考えが約7割に高まった。具体的にはCRMを入れてお客さまとの接点を研究したいというニーズだ」

 ――宿泊施設では今までも分析機能を取り入れていると思うが。

 「今までの宿泊施設の分析の軸は客室稼働。RevPARなどを確認のうえ客室の価格を決めてという手法が一般的で、消費者の志向に合ったアプローチができるCRMを導入している施設はまだ少ないのではないか」

 ――ほかのCRMとの違いは。

 「他社製品は、PMSに入っている顧客情報を分析するが、コネクトの特徴は公式HPを訪問した人すべてを分析できる点だ。また、どのPMSとも簡単に連携できる特徴もある」

 ――製品特徴は。

 「公式HPから実際に予約をする人は3~4%とされている。ただ、重要なのは、予約をしない96~97%の人だ。この96~97%の人にアプローチを続ければ今後、顧客になる可能性は十分にある。公式HPに来てもらい、クッキー情報に同意さえしてくれれば当社サーバーに顧客情報は蓄積される。さらに、出張客や女子旅といった属性に分けて管理できるため、この属性ごとに広告展開ができる特徴もある」

 「当社はブッキングエンジンとAIチャットポットを提供しているが、今までこの二つをつなぐサービスがなかった。コネクトはブッキングエンジンとAIチャットポットとの連携を可能とする機能を搭載している」

 ――導入実績と、導入費用は。

 「3月末時点で約100施設に導入いただいた。4月上旬からはメルマガ送付機能を付与するなど常にバージョンアップを心掛けている」

 「今まで宿泊施設でCRMが導入されていない理由として高額な導入費用の問題があった。コネクトは初期費用なしで1施設あたり月額1万5千円。施設の規模に関係なく、小・中規模の宿泊施設も求めやすい費用も製品コンセプトとなっている」

高橋CEO

 
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