AI開発と宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ、東京都中央区)は2月25日、ALL―JAPAN観光立国ファンド投資事業有限責任組合(東京都千代田区)が株主として参画したと発表した。ALL―JAPAN観光立国ファンドとの協業により、全国の宿泊施設をはじめ観光事業者に対し、トリプラの多言語AIサービス「triplaチャットボット」やSaaS型宿泊予約エンジン「triplaホテルブッキング」の導入を行い、導入施設の収益向上、コスト削減、ひいては新型コロナウイルスの影響を受けている地域経済活性化に貢献する。
ALL―JAPAN観光立国ファンドは、47都道府県全ての地域を投資対象とした、民間では本邦初、かつ最大規模の観光立国ファンド。地域金融機関やリーディングカンパニーなどが、その保有する人財、情報、知見・財源などのさまざまなリソースを結集させ、全国の観光支援や観光活性化を通じた地域創生を目指している。このたびの協業では、支援を行う全国の宿泊施設や観光事業者にトリプラを紹介し、トリプラのIT・AIサービスの導入による業界の課題解決を進める。
トリプラは、IT・AIソリューションの提供を通じて、宿泊施設や旅行業界の業務効率化、自社予約と会員の獲得、収益向上に貢献している。自社開発のAIを搭載したtriplaチャットボットは国内外約800施設に、triplaホテルブッキングは700施設以上に導入されている。
トリプラは、「このたびの資本業務提携により、全国の宿泊施設向けにサービス導入を加速し、業務効率化、自社予約と会員の獲得による収益向上に貢献する」という。