IT・AIサービスを展開するtripla(トリプラ、東京都中央区)は、多言語AIサービス「triplaチャットボット」の「会員登録機能」を新たにリリースし、宿泊者のチャットボットを通じた会員登録を開始したと7日発表した。宿泊施設の会員獲得の窓口を拡大すると同時に、トリプラの宿泊施設公式ホームページ向けSaaS型宿泊予約エンジン「triplaホテルブッキング」と連携した会員情報のオンライン管理と活用が可能となる。
triplaチャットボットは、フロントスタッフが電話やメールで応じていた利用者からの問い合わせに、宿泊施設の公式ホームページ上で日本語、英語、韓国語、中国簡体字、中国繁体字の5言語に対応するAIが答えることで、大幅な業務削減と顧客満足度向上に貢献するサービス。2017年のリリース以降、宿泊施設をはじめとする国内外約750施設に導入されている。
会員登録機能が実装されたことで、アイコンメッセージやチャット起動後のメニューで会員登録を案内でき、宿泊施設に問い合わせを行う段階の宿泊者にメリットを訴求できるとともに、会員登録を促せる。得られた会員データは、triplaホテルブッキングの会員管理機能に連携されオンライン上で一括管理が可能。紙の入会届や会員カードを発行する手間を削減でき、宿泊施設のDXにも貢献する。
施設利用者は、問い合わせの段階で会員登録と登録特典の案内を受け取ることができ、利便性と満足度が向上する。
さらに、「ポイントプログラム」機能の活用により、宿泊客の宿泊回数などに応じてポイントを付与し、リピート利用を促進できる。