トラベルズージャパン、新型コロナウイルス感染拡大の防止と旅行を両立するための「4つの御願い」公開


 トラベルズージャパンは16日、新型コロナウイルス感染拡大の防止と旅行を両立するための「4つの御願い」を公開した。

トラベルズー・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木創)は、7/22(水)に「Go To Travelキャンペーン」が開始されることを受け、すべての旅行者が「責任ある旅行者(レスポンシブル・トラベラー)」として新型コロナウイルス感染拡大の防止と旅行を両立するための「4つの御願い」を公開しました。
  1. 3密回避や衛生対策など「新しい旅のエチケット」を守りましょう
  2. 日々の感染拡大などの情報を収集して、不安があれば旅行をやめる勇気を持ちましょう
  3. 旅行中は「接触確認アプリ」の利用、または行動記録を残しましょう
  4. 適切な衛生対策を実施・公開している交通機関や宿泊施設を選びましょう

国内旅行需要喚起を目的とした「Go To Travelキャンペーン」が7/22(水)に開始される見通しです。新型コロナウイルスの感染再拡大の兆候が見られるなか、キャンペーンを開始するタイミングとして適切ではないという意見が各方面から出ている一方で、政府は7/22(水)のキャンペーン開始に変更はないという立場を取っており、このまま進めば全国への感染拡大の恐怖を抱えながらキャンペーンが始まることになります。

旅行は本来楽しく、希望やエネルギーに満ちたものです。もしキャンペーン自体が予定通り7/22(水)に開始されるならば、せめて旅行者にとっても、旅行者を受け入れる地域や人たちにとっても不安を軽減し、感染拡大のリスクを最小限に抑え、旅を楽しみ、キャンペーンの趣旨である地域経済活性化に少しでもつながることを旅行メディアとして願ってやみません。

そのために重要なのは、旅行に関わるすべてのステークホルダー(利害関係者)が、それぞれ感染拡大防止のための責任ある意思決定・行動をとることだと考えます。まず政府はキャンペーン実施による感染拡大を防ぐためにリーダーシップを発揮すべきですし、交通機関・宿泊施設・飲食店・旅行会社などの事業者は、各業界のガイドラインに則った適切な衛生対策を実施したうえでその情報提供をすべきですし、私たちメディアはリスクもメリットも含めて旅行者に正確な情報提供をすべきです。

そのうえで、感染拡大を防ぐためには旅行者自身による対策も欠かせません。そこで、新型コロナウイルスに自身も感染しない、旅先の地域でも感染させない「責任ある旅行者(レスポンシブル・トラベラー)」として旅行を楽しむための、以下4点を私たち全員で守ることで、感染拡大防止と旅行を両立できることを証明しましょう。

1. 3密回避や衛生対策など「新しい旅のエチケット」を守りましょう
「新しい旅のエチケット」とは、交通機関や宿泊・観光施設等の旅行関係業界の業界団体等で構成される「旅行連絡会」が、旅行者視点での感染防止のための留意点を取りまとめたものです。同エチケットでは、移動や食事、宿泊、観光、ショッピングなどのシーン別に、具体的に留意すべきことを説明しており、感染リスクを避けることで安心で楽しい旅行を過ごすことを提案しています。

「新しい旅のエチケット」一例

  • マスク着け、私も安心、周りも安心。
  • 旅ゆけば、何はともあれ、手洗い・消毒。
  • 間あけ、ゆったり並べば、気持ちもゆったり。
  • 楽しくも、車内のおしゃべり控えめに。
  • おみやげは、あれこれ触らず目で選ぼう。

2. 日々の感染拡大などの情報を収集して、不安があれば旅行をやめる勇気を持ちましょう
都道府県によっては遠方からの不要不急の来訪を望まない場合もあります。受入先の都道府県の対応・感染状況を確認し、旅先を選択することをおすすめします。また、旅行前は毎日体温チェックを実施し、万全の準備を心がけましょう。もし居住地や予定している旅行先で感染が急増した場合や、少しでも体調に不安を感じる場合などは決して無理をせず、ときには旅行を延期する勇気を持ちましょう。旅行は逃げたりしません。

3. 旅行中は「接触確認アプリ」の利用、または行動記録を残しましょう
「新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)」は、厚生労働省が新型コロナウイルス感染拡大防止を目指して開発したもので、インストール済み端末の所有者が、PCR検査で陽性と判定された患者と「1メートル以内で15分以上」接触した可能性がある場合に、アプリで通知を受け取ることができる仕組みです。既に706万件以上ダウンロードされていますが、旅行者や受入先の人たちに利用が普及すれば、より正確かつ早期に濃厚接触者を発見することができ、新型コロナウイルスの感染拡大を最小限に留めることが期待できます。

ただし現状アプリが正常に作動しないこともあるようですので、旅行中の移動や観光、飲食などの詳細を行動記録として残すことをおすすめします。行動記録を残すことで、旅行終了から1週間後、2週間後でも、記憶ではなく記録に基づいて旅行中の感染可能性を把握する手掛かりになります。

4. 適切な衛生対策を実施・公開している交通機関や宿泊施設を選びましょう
交通機関や宿泊施設、飲食店などの旅行サービス提供者は、それぞれの業界のガイドラインに基づき、3密回避や衛生対策を講じています。ガイドラインは最低限順守すべき指針であり、なかにはより一層踏み込んだ衛生対策を実施している事業者も多くあります。各事業者が実施している3密回避や衛生対策の内容は、各公式ホームページなどで公開されていますので、ぜひ交通機関や宿泊施設などの選択基準として予約前に確認をしましょう。

 

 
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