KNTのグループ子会社のツーリストサービス(東京都千代田区、諏訪敬幸社長、来年1月1日に「KNTツーリスト」に商号変更)は10月29日、丸広百貨店(埼玉県川越市、大久保敏三社長)と事業譲渡契約を結んだ。丸広百貨店は、同社グループの旅行事業会社「まるひろ旅行サービス」を12月1日付けで合併したうえ、08年1月1日付でKNTツーリストに旅行事業を譲渡する。
まるひろ旅行サービス(埼玉県川越市、柴藤光明社長)は、資本金130万円、従業員数48人。川越など5カ所に営業所があり、地元での販売網を持つ。親会社の丸広百貨店は1949年創業。埼玉県西部地区を中心に百貨店10店舗を展開する。資本金は1億5千万円、従業員数は2600人。
今回の事業譲受により、KNTツーリストは首都圏に新たに5カ所の営業拠点を確保することになる。「首都圏域での店舗網が充実し、販売力の強化につながる」(KNT総務・広報部)。
KNTツーリストは来年1月1日付けで、KNTグループの店頭販売中核会社としてスタートする。