NECは、タブレット型携帯端末を使った「ユニバージュ客室タブレットソリューション」を7月下旬から発売する。ホテル・旅館の客室に1台、このタブレット端末を設置することで、さまざまサービス提供が可能になる。特徴は、「客室アプリケーション」や「マルチメディアコミュニケーション」として使える点という。
タブレットパソコンのメーンメニューには「ホテルガイド」「ゲストリクエスト」「ルームコントロール」などを配置し、客室アプリケーションとして使えるようにした。
画面のホテルガイドを選べば、館内やホテル周辺の情報を表示するほか、ゲストリクエストからはルームサービス、ランドリーなどのサービスオーダリングが簡単に行える。ルームコントロールを選べば、「カーテン」「エアコン」「ライト」といった表示画面に移り、空調や照明の制御なども行える。
宿泊客とホテルスタッフがつながるコミュニケーションツールとしても使える。例えば、料理などを注文する場合、宿泊者は、タブレット端末に表示される料理写真を見ながら、ホテルスタッフと相談しての注文が可能になる。「客室にいながらコンシェルジュサービスが受けられる」とNEC。
施設のPBXと連動すれば、客室電話としても使える。また、英語など5カ国語にも対応する。
最小構成のソリューションを30室の宿泊施設が導入する場合のモデル価格は、初期費用が、400万円(工事費別)。月額ランニング費用が10万円(タブレット端末のレンタル費用込み)となっている。
この件についての問い合わせ先は、NECプラットフォーム販売本部(TEL03・6405・0470)。
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