スポーツ文化ツーリズム賞、今治城関連イベントに


瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ(2022年)=写真提供・今治市

 観光庁、スポーツ庁、文化庁は共同で、スポーツ、文化・芸術などを融合させた優れた観光の取り組みを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」の結果を発表した。2016年度にスタートした賞で、8回目となる今回は29件の応募があり、受賞団体7件を決定した。スポーツ文化ツーリズム賞には、愛媛県今治市が申請した「日本最強の城『今治城』を中心にしたスポーツ文化ツーリズム」を選んだ。

 スポーツ文化ツーリズム賞の「日本最強の城『今治城』を中心にしたスポーツ文化ツーリズム~瀬戸内の中央を制した歴史が現代につながる~」は、今治城を中心に瀬戸内エリアで行われた22年度のさまざまなイベントをつなげた取り組み。

 対象のイベントは「高虎サミットin今治」「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」「今治クリテリウム」「サイクリングしまなみ2022」「今治シティマラソン」で、国内外から多くの参加者を呼び込んだ。食や特産品のイベント「せとうちみなとマルシェ」も開催し、イベント参加者や観光客の滞在を促進した。

 審査では、それぞれのイベントが魅力的で、今治城や村上水軍、しまなみ海道などの文化・自然資源を活用し、文化・スポーツイベントを横断的に実施している点を評価。マルシェの取り組みでは、市民ボランティアの活用など地域をうまく巻き込んでいるとも指摘された。

 スポーツを主なテーマとしたスポーツツーリズム賞には、「里山に点在する古道を蘇らせ新たな地域資源として発信!『越後まつだい春の陣トレイルランレース』」(越後まつだいトレイルランニング実行委員会)を選んだ。新潟県十日町市松代で行われたトレイルランニング大会で、現在は使われなくなり、荒れてしまった古道をコース用に再整備。里山の集落の中を走るコースを設定し、日本の原風景を体感できる大会を実現した。

 文化を主なテーマにした文化ツーリズム賞は、安中市観光機構の「『碓氷峠廃線ウォーク』~行き止まりのレールの先を、次の世代に~」。群馬県安中市にある廃線、横川―軽井沢区間(碓氷線)を利用したウオーキングツアー。ガイド付きで普段は立ち入り禁止の区間などをガイドの案内で歩き、歴史的な価値と峠越えの困難さを体感できるのが魅力。

 特別賞は次の通り。

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