ジャルパックはこのほど、2018年度下期のJALパック海外商品の販売を開始した。エジプトやフィジーなど王道2方面の復活や新企画の導入などで売り上げ拡大に取り組む。
18年度上期は、為替や燃油サーチャージ上昇に伴う販売価格上昇の影響でパッケージツアーが低調に推移したことに加え、ハワイ島キラウエア火山噴火の影響でハワイ需要が減退したこともあり、取扱人数は前年比3%減の9万7千人となる見込み。下期は、旅行マーケットのさらなる変化と販売チャネルの多様化を見込み、海外ダイナミックパッケージの拡大や、パッケージツアーのメリットを生かした付加価値の向上、「ストレスフリー」をキーワードとした高品質なサービスの拡充に取り組み、同12%増の10万2千人を目指す。
新企画として、ハワイでは、ジャルパックオリジナル観光「ホクレア」のプレミアムルートに二つの新ルートを用意するほか、「早決め120・90・60」を継続し、宿泊ホテルでの毎朝朝食、部屋のグレードアップなどのサービスを用意する。
ヨーロッパでは、ツアーコンダクターと巡るヨーロッパ周遊コースに、おすすめの観光プランまたはミールクーポンが選択できる「選べる観光コース」「フリータイム満喫コース」を新設した。
オーストラリアでは、世界遺産や国立公園を訪れ、大自然を満喫する周遊コースを拡大。タスマニアコースでは、現地日本語スルーガイド同行で安心のゆったり行程で案内し、全出発日2人催行で実施する。
台湾は、「JALビジネスクラスで行く台北3・4日間コース」で故宮博物院の見学時間を選択可能にした。
このほか、エジプト、フィジーの王道2方面を復活。エジプトコースでは、ナイル河クルーズを楽しめる二つのコースを設定。フィジーコースは、フィジー・エアウェイズの復便を受けて再開し、ビチレブ島をはじめ、マロロ島、マナ島、トコリキ島でリゾートを楽しめる。