ジャパニーズ・イン・グループ(福田金也会長=栃木県・タートル・イン・日光、75会員)は9日、東京のホテルJALシティ田町で総会を開き、ウェブを利用した会員施設への誘客を強化することを決めた。独自の宿泊予約サイトを開設するほか、口コミサイトなど、他の旅行情報サイトを有効活用するための研究を進める。
総会後の懇親会で福田会長(写真)は「今年は震災後の新たなスタートの年と考え、攻めの事業計画を立てた」と述べ、新たに行うウェブ戦略を説明。「我々グループのような小さな宿泊施設にとって、それぞれが予約サイトを構築することは経費の大きな負担になる。グループがサイトを構築し、各施設にリンクすることで、各施設が自館の予約サイトを持つのと同じような効果になるだろう」と述べた。
懇親会では観光庁の又野己知次長、日本政府観光局の神保憲二理事、日本観光振興協会の吉田正嗣理事長があいさつ。外国人観光客の受け入れに長年務めてきたグループの功績をたたえた。
同グループは、外国人観光客を主な顧客とする、比較的低廉な料金の日本旅館の組織。