飯能信用金庫南大塚支店(三田恒次支店長=職員18人うち渉外6人。パート3人)は、埼玉県川越市の特産品「サツマイモ」を通じた地域振興支援に取り組み、地域内の存在感を高めている。芋農家・関連団体・企業との仲介役となって、芋をテーマにしたイベント「第1回コエド芋パーク」の開催を2月に実現。関係先との信頼関係を構築した結果として、取引開拓・拡大にもつながっている。
2022年3月に着任した三田支店長は、市内5カ店の川越ブロック長も務める。信金の強みを生かすため「地域を深く知り、地域のヒト、モノ、カネ、情報などをつなげ、価値を生み出すこと」に主眼を置いた。そこで、就業人口が減少し高齢化する市内農業の振興に向け、ブームが再来していたサツマイモに着眼した。田中雄太次長とともに川越市農政課、川越いも研究会、日本いも類研究会、川越サツマイモ商品振興会、さつまいも大学などの関連団体を定期的に訪問して、芋を通じた振興策を情報交換。信頼関係を構築していった。
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