KNT―CTホールディングス(KNT―CTHD)は10月26日、4月に発表した事業構造改革の一環として、組織再編を決議した。2018年4月1日に、クラブツーリズム(クラツー)が近畿日本ツーリスト個人旅行(近ツー個人)を吸収合併するなどの再編を行う。
近畿日本ツーリスト(近ツー)と近ツー個人は会社分割を行い、首都圏、関東地区の地域旅行会社などに再編する。会社分割後に近ツー個人に残る添乗員付きツアー造成事業をクラツーに承継する。
KNT―CTHDは来年4月1日に、新たに子会社3社、近畿日本ツーリスト首都圏、近畿日本ツーリスト関東、KNT―CTウエブトラベルを設立。近ツーと近ツー個人を分割会社とし、子会社3社を継承会社とする。
近畿日本ツーリスト首都圏は首都圏の旅行事業、近畿日本ツーリスト関東は首都圏以外の関東地区の旅行事業、KNT―CTウエブトラベルはインターネットでの旅行販売の資産、負債その他の権利義務、契約上の地位を承継する。
近ツーは、会社分割後に近畿日本ツーリストコーポレートビジネスに社名を変更。東京地区の法人を対象にMICEなどの旅行事業を行う。
吸収分割期日は18年4月1日を予定。新会社はいずれもKNT―CTHDが100%出資する。