オークラとJALホテルズ、初の合同総支配人会議


 ホテルオークラ(荻田敏宏社長)とJALホテルズ(マルセル・ファン・アルスト社長)は11月27日、ホテルオークラ東京で、両社が国内外で展開するホテルチェーンの総支配人を集め、「オークラグループ合同総支配人会議」を開いた。昨年9月、両社がパートナーブランドとなって以来、初めての開催となる。

 会議にはオークラホテルズ&リゾーツ(OHR)から21人、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル(NHI)とホテルJALシティ(HJC)から46人の総支配人のほか、経営幹部など総勢約100人が出席した。

 荻田社長は「今年は東日本大震災と原発問題でホテル・観光業界が深刻な影響を受けたが、業績は当初想定よりもかなり上振れしている」と年度前半を振り返りながら、「グループとして和製国際ラグジュアリーホテルチェーン化を実現し、国際競争力のある優良ホテルチェーンへの進化を目指す」と抱負を述べた。

 また、今後の課題として、(1)両チェーンの持つ会員顧客を現在の38万人から、15年度末には100万人にする(2)OHRとNHI、HJCのサービス基準や施設要件を見直し、再編する(3)15年度末までにOHRとJALホテルズの合計ホテル軒数を現在の77から100に拡大させ、客室数も2万4471室から3万室に増やす──を挙げた。

 
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