
アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は5日、1日に誕生したエンペラーペンギンの赤ちゃんを同館1階のペンギン王国で公開した。同施設で生まれた13羽目の赤ちゃん。新たな仲間とともに園内を盛り上げる。
赤ちゃんは、約40キロある親鳥の体の重みに圧迫される事故を防ぐため、誕生時300グラムの体重が500グラムに成長するまでスタッフが育て、その後親鳥のもとへ返し、自然育離を促す。人間を親と認識しないように、給餌の際は、ペンギンのマスクをかぶり、声を発さず、録音した親鳥の鳴き声を聞かせながら育てている。
同施設では、2004年に初めてエンペラーペンギンの繁殖に成功。国内で飼育しているのは、同施設と名古屋港水族館(愛知県)の2カ所のみ。