エクスペディア・グループ、需要データや最新の検索動向をもとに今後の旅行需要の分析結果発表

  • 2020年7月27日

 エクスペディア・グループは21日、需要データや最新の検索動向をもとにした今後の旅行需要の分析結果を発表した。

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響によるソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保といった新しい生活様式への対応や、感染者数の増加に対する懸念により、私たちの生活はこの数ヶ月で一変しました。そのような中、緊急事態宣言解除後に実施した旅行意向に関する調査(調査元:株式会社J.D. パワージャパン)では、今後 6か月以内に旅行を希望する人は60%以上にのぼり、旅行先は近場を選ぶ傾向が顕著にあらわれていました。また宿泊施設については、旅行をしたいと回答した人の50%が「ホテル」、30%以上が「旅館」に宿泊したいと回答しています[1]。そこで、今回はエクスペディア・グループ内での需要データや最新の検索動向を元に、新型コロナウイルス感染(COVID-19)拡大による旅行業界への影響及び今後の旅行需要の分析結果をお届けします。

コロナ禍での国内旅行市場回復の兆し
 新型コロナウイルスの影響で、2020年初めに旅行需要は全体で大幅に低下しましたが、国内旅行は根強い需要を維持しました。エクスペディア・グループの2020年第1四半期の需要データによると、国内旅行の需要は前年比15%増と堅調な伸びを示しています[2]。このような傾向は、夏休み旅行シーズンに向けた検索トレンドにも見られます。

 緊急事態宣言の解除直後より、エクスペディア・グループのサイトでの宿泊施設検索数が増加していることからも、夏休み期間における旅行意向が高まっていることが見受けられます[3]。6月第1週の検索数調査は前週比 5% 増と僅かな増加にとどまったものの、6月2週目と3週目においてはそれぞれ前週比40%増、50%増と急増が見られ、旅行を希望する人が著しく増えたことを示しています。この傾向はエクスペディア・グループの航空券検索データにもあらわれています。夏休み旅行を計画する時期でもある6月2週目は、例年夏休みの旅行計画検索数が激増しますが、感染拡大下にある今年も、同じ傾向が見られました。

 エクスペディア・ホールディングス代表取締役マイケル ダイクスは次のようにコメントを発表しています。

 「弊社のプラットフォームでは、今後も国内旅行需要の増加が続くと予測しています。過去2年間のデータを見ても、国内旅行需要は平均で前年比 45%増加しております。直近では感染者数が増えるなか、引き続き新しい生活様式に則り注意深く行動することが求められてはいるものの、国内旅行者が夏休みの旅行を前向きに捉える動きがあることは、弊社や業界にとって励みになります。今、旅行業界は新しい旅行スタイルへの対応を迫られています。弊社は、宿泊施設の皆様にサービスへのアドバイスやツールを提供することでサポートさせていただきながら、旅行業界のリーディングカンパニーとして、これまで以上にお客様や宿泊施設の皆様、地域に寄り添い、旅行業界の回復に向けて尽力してまいります。」

今夏は「沖縄」が一番人気の旅行先
 国内便は順調な回復を見せ、ANAにおいては8月の便数を当初計画比の80%にまで増やす予定[4]。こうした中、エクスペディア・グループは人気の旅行先について掘り下げて分析しました。エクスペディア・グループのサイトでは、この夏の旅行先として「沖縄」「北海道」「東京」「石垣島」「大阪」が検索数で上位に挙がっており、これらは宿泊施設検索数全体の50%を占めています[5]。また、航空券検索データにおいても、沖縄が一番人気の旅行先として浮上し、6月2週目及び3週目の検索数は前週比でそれぞれ50%を超える伸びを記録しています。沖縄に続き高い検索数を見せたのは札幌でした[6]。このように、自然豊かな地域への需要が上昇したのは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅行が自粛されたことへの反動であると推測されます。

 なお、沖縄・札幌など航空便を伴う旅行においては、エクスペディア・グループのパッケージ(航空券+宿泊)で予約するとパートナー宿泊施設と旅行者の双方に大きなメリットがあります。今年初めにも、国内旅行者によるパッケージ需要は、沖縄で前年比120%、札幌で前年比100%と大幅な伸びを記録しました[7]。エクスペディア・グループの主力商品であるダイナミックパッケージは、「ホテル」「航空券」「レンタカー」を組み合わせて予約できるため、旅行者は費用と時間の両方を節約できるというメリットがあります。また、パートナー施設様にとっても、次のようなメリットがあります。通常、パッケージをご利用のお客様は、宿泊単体予約と比べて2倍早く予約する傾向にあります。また、宿泊単体予約の場合と比べて平均30%長く滞在されるため、宿泊施設にとって貴重なターゲットになります。国内旅行者によるパッケージ需要調査では、沖縄と北海道のほかに、石垣島(前年比+230%)、福岡(前年比+190%)、大阪(前年比+110%)、東京(前年比+80%)が旅行先として人気です[8]。

旅行者は「旅のアイデア探し」にエクスペディア・グループのサイトを活用
 エクスペディア・グループのサイトへのアクセスのうち、宿泊期間を決めずに施設を検索している割合は35%を占めます。これはエクスペディア・グループのサイトが次回以降の旅行のための下調べに活用されていることを示しています。多くの宿泊施設が国内旅行者向けに集客をする現在、エクスペディアのプラットフォームをマーケティングに活用することは有効といえるでしょう。

 また、全検索の25%が30~60日以内で宿泊期間を指定している一方、全体の15%が0~3日以内で宿泊期間を指定しているという点も注目に値します[9]。ここから、突発的な旅行需要が増えていることがわかります。今後、宿泊施設の皆様におかれましては、突発的な旅行需要に対応すべく在庫を見直すことが喫緊の課題となるでしょう。当日予約の在庫を確保している宿泊施設は、直前予約のお客様を受け入れることができ、競争優位性が高まります。

モバイル・デバイスは新たな市場 – 予約から宿泊までの短期化と直前予約の増加
 新型コロナウイルスの影響によりオンラインショッピングが浸透し、社会がよりデジタル化することに伴いeコマース市場が拡大しています。エクスペディア・グループの検索データでは、日本人旅行者の75%が、夏休み期間の旅行を検索する際にスマートフォンまたはタブレットなどのモバイル・デバイスで検索していることが分かりました[10]。

 検索や予約をモバイル・デバイスで行う傾向は、新型コロナウイルスの感染拡大初期から顕著にあらわれています。2020年の第1四半期には、日本人旅行者による予約の約60%がモバイル・デバイスを経由して行われています。さらに、モバイル・デバイスを経由した国内旅行の予約のうち、直前予約(予約のタイミングが平均して宿泊の 0~6日前)が占める割合は50%に達していることも注目すべき点です。直前予約は前年比50%増と急激な増加を見せています[11]。個人経営や小規模宿泊施設様の中には、お客様のモバイル需要への対応が困難な場合もあるため、ITのエキスパートであるエクスペディア・グループのサポートと最先端のモバイルプラットフォームをご活用いただくことで、急増するモバイル需要獲得に対応することが可能です。

[1]株式会社 J.D. パワー ジャパン「旅行に関する意識調査」2020年6月実施 (回答者:1,900名)
[2]2020年1月~3月の国内旅行者の宿泊施設需要について、Expedia Groupが前年の同時期と比較・算出しています。
[3]Science Magazine、Japan ends its COVID-19 state of emergency、2020年5月26日
[4]トラベルボイス、2020年7月16日
[5]Expedia Groupのサイトで6月に行われた検索のうち、旅行期間を8月および9月に指定した検索を対象としたデータに基づきます。
[6]Diio Mi Aviationのデータ、2020年6月
[7]2020年1月~3月の国内旅行者のパッケージ(航空券+宿泊)需要について、Expedia Groupが前年の同時期と比較・算出しています。
[8]2020年1月~3月の国内旅行者のパッケージ(航空券+宿泊)需要について、Expedia Groupが前年の同時期と比較・算出しています。
[9]Expedia Groupのサイトで6月に行われた検索のうち、旅行期間を8月および9月に指定した検索を対象としたデータに基づきます。
[10]Expedia Groupのサイトで6月に行われた検索のうち、旅行期間を8月および9月に指定した検索を対象としたデータに基づきます。
[11]2020年1月~3月の国内旅行者のモバイル需要について、Expedia Groupが前年の同時期と比較・算出しています。

 
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