エクスペディアグループ、新規パートナーシップと技術機能を公表


マスターカードとSoFiとの新たなパートナーシップを提携

トラベルOS、ゲスト・エクスペリエンス・スコアとオプティマイズド・ディストリビューション(最適化された配信)の3つの新技術機能を導入

会員向けロイヤリティ・プログラムに航空券を追加

 

エクスペディアグループは10日、新規パートナーシップと技術機能を公表したと発表した。

 

パートナー企業からの営業収益が2022年比で55%の収益成長を達成した好調な四半期に続き、エクスペディア・グループはこのほど、既にある膨大なパートナーネットワークの拡大を目指し、マスターカードおよびSoFi社とのパートナーシップ提携ならびに、新たな技術機能の導入を致しました。

 

エクスペディア・グループは同グループのホワイト・ラベル・テンプレート(White Label Template)およびAPIソリューションズが、世界最大級の金融サービス企業、航空会社、ホテル経営者の4億人以上のロイヤルティ会員の旅行をサポートすることを、このほど大手旅行会社数百社を米国・シアトルに初めて招待し、開催した同社のカンファレンス「エクスプロア2023(EXPLORE 23)」にて明らかにしました。

 

新たにスタートした画期的な新規パートナーシップの概要は以下の通りです。

 

  • マスターカード 「リワードで旅する」

エクスペディア・グループのテンプレート技術とマスターカードのデジタル交換機能により、カード会員がクレジットカードのロイヤルティポイントを旅行予約に交換でき、参加する発行会社のための完全なロイヤルティポイント交換プログラムを提供することになりました。これにより、カード会員は、70万軒以上の宿泊施設、500社の航空会社、100社以上のレンタカー会社、世界中の何千ものアクティビティなど、エクスペディアの高品質なグローバルサプライにアクセスすることが可能となります。

 

  • SoFi「SoFiトラベル」

エクスペディア・グループのテンプレート技術がSoFiトラベルに採用されることにより、SoFi会員はSoFiを通じて航空券、ホテル、車、パッケージ、アクティビティ、バケーションレンタルの予約ができるようになりました。このコラボレーションにより、SoFiは、高品質の供給と顧客サービスに加え、エクスペディア・グループの膨大なデータと技術を活用し、自動的に統合される新機能や機能の更新を利用することが可能となります。

 

また、エクスペディア・グループがこのたび、より多くの企業が旅行の世界で成功することを支援するというコミットメントと共に、「エクスプロア2023」にて公表した内容は以下の通りです。

 

トラベルOS について

エクスペディア・グループは、マイクロサービスという形で技術を外部化し、あらゆる旅行会社がその技術を利用してビジネスを強化できるようにするという願いを形にしました。旅行用オペレーティングシステム(トラベルOS)という画期的な開発を行うことで各社に技術を共有することに成功しました。当社は、このたび、トラベルOSという当社独自のオペレーティングシステムで提供する最初のマイクロサービスである詐欺機能が商用化され、そのクラス最高のサービス技術と収益管理APIは、現在パートナーとのベータテスト段階であることを公表しました。

 

ゲスト・エクスペリエンス・スコアについて

エクスペディア・グループは、1年間に亘り、ホテルパートナーと協力し、どのホテルが素晴らしい旅行者体験を提供できるかを示すゲスト・エクスペリエンス・スコアを作成してきました。2023年後半からは、エクスペディア・グループの公式ウェブサイト等を介して旅の予約を行う顧客に対しこのスコアの提供を開始します。

 

オプティマイズド・ディストリビューション(最適化された配信)について

エクスペディア・グループは、ホテル・パートナーにホールセール・ビジネスをよりコントロールしやすくする革新的な製品であるオプティマイズド・ディストリビューションを利用する参加チェーン数を2年間で3倍に拡大しました。さらに、当社は、今年後半より、新たな料金管理機能を追加しより多くのパートナーがより柔軟に活用できるようにいたします。

 

– One Key会員限定のお得な航空券の提供について

One Keyは、ホテル、クルーズ、アクティビティパートナーの会員限定プランに加え、航空パートナーにもこのプランを提供します。One Key会員への認知度アップを目的とした航空券の会員限定プランは、まず米国でOne Key会員向けに提供される予定です。このエクスペディア・グループ初となる完全統一型ロイヤリティプログラム、One Keyは、2023年7月6日に米国で開始し、2024年にはその他の市場でも開始する予定です。

 

TAAPは、世界30カ国以上、35,000社以上の旅行会社向けに、旅行会社独自のニーズに合わせて構築された予約プラットフォームです。エクスペディア・グループは、TAAPへの投資を継続し、旅行代理店に柔軟性を与える支払いオプションの強化や、旅行代理店がより迅速に質問に答えられるようにするライブエージェントチャットによるサービスの向上など、いくつかの新機能をすでに発表しています。また、2023年第1四半期には、米国における全代理店とのやりとりの32%がライブエージェントチャットで行われるなど、高い利用率を記録しています。旅行代理店の顧客対応を容易にする新たな予約体験は、本年中に米国で展開され、2023年後半には全世界で展開される予定です。

 

「業界向け営業部門の成長は、旅行業への参入や現在の旅行サービスの拡大を望むあらゆる規模の企業によって、当社の技術が急速に採用されたことが大きな要因です。このビジネスは、マスターカード、SoFi、そして当社最大のホテルパートナーとの新たなパートナーシップによってすでに証明されているように、引き続き高い需要が期待できます。銀行、旅行などの大手企業を通じて、世界中の数百万人に旅行を提供する広範なB2Bネットワークを構築してきた私たちは、旅行業界の主要なオペレーティングシステムとしてその技術を確立し続けることで今後も成長し続けていくものと確信しています。」(エクスペディア・グループの副会長兼CEO、ピーター・カーンのコメント

 

「過去10年間、私たちのB2Bセグメントは、オンラインとオフラインの旅行プログラムを強化することで、驚異的な成長を遂げてきました。私たちは、自社の旅行ブランドを支えるテクノロジー資産と、B2Bに関する深い専門知識を組み合わせ、人工知能と機械学習の強さに支えられ、私たちのソリューションは日々賢くなっています。私たちは、あらゆる規模の企業が旅行の世界で成功することを可能にします。2兆ドル近くあるこの業界には、成長の余地がたくさんあります。」(エクスペディア・グループのエクスペディア・フォー・ビジネス社長、アリアン・ゴリンのコメント

 

 
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