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シブ・シン氏
エクスペディアは4月20日、新ブランド戦略を発表した。過去5年で最大のマーケティング費用を投入する。同社シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのシブ・シン氏は、「これは単なるキャンペーンではない。旅行者をあらゆる段階で手助けする『旅のパートナー』になるための歩みを始める」と述べた。
具体的には、エクスペディアのプラットフォームを刷新する。旅程管理機能を強化。ウェブサイトでもモバイルアプリでも、旅行に関する全ての情報を1カ所で確認できるようにする。モバイルアプリでは「キープランニング機能」で、前回の検索や予約を中断したところから、引き続き旅行計画の再開を可能にする。また、航空券と宿泊施設と現地ツアーを組み合わせた「おすすめパッケージプラン」商品を導入。旅行プランの追加や削除といったカスタマイズも簡単にできるようにする。
オンラインチャットで旅行者をサポートする「バーチャルエージェント」機能は、今後数カ月以内に英語圏以外のサイトでも開始する。同機能には、ワンクリックで旅程全体をキャンセルできる「ワンクリックキャンセル」を実装する。
宿泊施設の詳細ページには、宿の周辺で人気の現地ツアーを表示。旅行開始後でも利用可能にする。「エクスペディア会員プログラム」も強化。追加特典を導入する。
さらに、駐車場代や朝食代など宿泊料金に含まれるものと含まれないものを明示。ユーザーが必要なサービスを選んで予約できるようにする。
同氏は「世界的なパンデミックは、私たちのブランドを目覚めさせた。エクスペディアは、新プラットフォームで、旅の始まりから終わりまでをサポートする」と強調した。
シブ・シン氏