中央アジア・ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領の訪日に合わせ、同国政府は12月16日、東京の帝国ホテルで「科学・文化祭」を開いた。国内に7千以上の文化遺産がある同国の魅力を紹介。日本とのさらなる交流促進を確認した。
ウズベキスタンの国会議員らは「シルクロードの(交易が盛んだった)はるか昔から続く日本との緊密な関係を継続したい」と強調。
在ウズベキスタン日本国大使館で初代の特命全権大使を務めた孫崎享氏は「ほとんどの人が三つの言葉(ウズベク語、ロシア語、タジク語)を話すウズベキスタンは、世界で最も多様性と協調性を持つ国。今後の繁栄は国際社会にとっても重要だ」、日・ウズベキスタン友好議員連盟に所属する衆議院議員の中村裕之氏は「大統領の来日を機に文化と学術のさらなる交流を期待する」と述べた。
会場では、ウズベキスタンで長く仏教遺跡の発掘を行い、同国政府から勲章を受けた考古学者の故加藤九祚氏の活動写真展を開催。ウズベキスタンの民族舞踊などアトラクションも行った=写真。