アクティビティジャパンは1日、「2019年海釣り・釣り船ランキング最新版」を発表した。
釣り(つり)、または、魚釣り(さかなつり)とは、釣り針、釣り糸、釣り竿などの道具と餌を使い魚介類などの生物を採捕する行為・方法のことを指します。起源は、約4万年前の旧石器時代と考えられ、日本でも石器時代の遺跡から骨角器の釣針が見つかっていることから、古くから人間の暮らしに根付いたものであったことが伺えます。刺突具と併用し漁業に用いていたと思われる縄文時代の釣り針も出土しており、娯楽や趣味として一般に広まったのは、江戸時代頃と考えられています。1900年のパリオリンピックでは、釣りが競技種目の一つとして採用され、競技者により釣果が競われたという歴史もあります。
釣りの目的となるのは、海・川・湖沼・池などの水圏に生息する魚類です。釣りを行う場所により、海釣り・川釣り・磯釣りなどと細分化され、それぞれ呼称されたりもします。海釣りの場合は、船や磯、防波堤や河口、砂浜などがポイントとなり海魚をターゲットとし、淡水の場合は渓流・川・湖・池などの場所で、疑似餌(ルアー)などを使ってヤマメやマス等の川魚を狙います。また、冬季には、甲信越から東北、北海道にかけて「ワカサギ釣り」が人気です。防寒着を着込んで氷上で実施するプランもあれば、暖房を完備したドーム船内で実施するプランなどがあり、3月、4月の春先まで実施されます。
英語圏では「リクリエーショナルフィッシング」や「スポーツフィッシング」と呼ばれる通り、現在では、漁師など釣りを生業としている場合と娯楽・レジャーを目的としたものに分類できます。対象とする魚や場所に応じた様々な漁法があり、その技術を極めたプロや、リピーターも多い人気のレジャースポーツです。有名な釣りメーカーのTVCMなどが目立ち最盛期であった1990年代と比較すると、釣り人口は減少していると言われていますが、最近では釣りのゲームで疑似体験をしたり、釣り情報アプリ、ブログなどで情報を収集して気軽に参加できるレジャーとして初心者やお子様、女性からも高い支持を受け、また、伝統文化を知る機会や職業体験として体験プランを提供する事業者も数多くあります。アクティビティジャパンでは日本全国で約350の「釣り」体験のプランを掲載、予約数も前年同期比で約4倍と急上昇しております。今回は、釣り体験の中でも最も人気が高い「海釣り・釣り船」体験にスポットを当て、おすすめショップ情報と共にご紹介していきます。
●第1位:神奈川県 横浜
神奈川県 横浜 海釣り・釣り船 プラン一覧
(https://activityjapan.com/search/fishing/kanto/kanagawa/103/)
磯子から金沢八景までのエリアは東京湾に面していることから、数多くの釣りスポットが存在します。磯子、大黒、本牧の海釣り施設は手ぶらで参加でき、また海浜公園に面していることからご家族連れで賑わいます。このエリアは、アジ、イワシ、スズキといった比較的、初心者でも釣りやすい魚が狙えるポイントなので、初チャレンジの方、小さなお子様連れの方、力の弱い女性にもおすすめです。都心からのアクセスも良いので、週末や祝日にふらっと出かけて、普段とは一味違った休日を楽しんでみてはいかがでしょうか。
<「横浜」のおすすめ事業者>
1、鴨下丸(Kamoshita-maru)(https://activityjapan.com/publish/plan/10089)
JR根岸駅から徒歩約10分にショップを構え、釣り場も店舗からほど近い好立地。午前、午後の1日2回開催されているので前後のスケジュールにあわせ、すき間時間に気軽に参加することもできます。軽くて扱いやすい仕掛けで日本人にも馴染みのあるアジを狙います。なんと「女性・小中学生は代金が半額」の嬉しいサービスでも定評があります。
2、釣り船 進丸(https://activityjapan.com/publish/plan_list/3276)
午前船では通年シロギス、午後船は季節ごとにアイナメやシログチ(イシモチ)など違う種類の魚を狙い、初心者からベテランまで楽しめるプランを提供し、釣れるコツなども丁寧に教えてくれます。夏の土曜日限定で夕方16時半に集合する「夜根魚」プランは、夜に体験できるオリジナルコースで、夏の納涼にも最適です。
●第2位:沖縄県 残波岬・読谷・北谷
沖縄県 残波岬・読谷・北谷 海釣り・釣り船 プラン一覧
(https://activityjapan.com/search/fishing/okinawa/okinawa/349/)
残波岬・読谷・北谷エリアは、沖縄本島のほぼ中心に位置します。岩にぶつかり白い飛沫を激しくあげる雄大な波や、晴れた日には慶良間諸島も眺望でき、沖縄本島で夕日が最後に沈む場所として知られる絶景スポットである「残波岬」、日本の村としては最も人口が多く、広大なサトウキビ畑が広がり、世界遺産の座喜味城跡、三線音楽の始祖といわれる「赤犬子(あかいんこ)」生誕の地でもあり、伝統芸能や文化も盛んな「読谷」、ヒルトンを代表とするホテルや数多くのコンドミニアム、アメリカンビレッジに代表される大型ショッピングモールがある「北谷」と、観光・食事・ショッピングの施設が充実していることから多くの観光客が宿泊し、旅の拠点とされるエリアです。北谷から車で約10分のところにある「嘉手納漁港」は、このエリアの「海釣り・釣り船」プランの出発点となっております。沖縄での「海釣り・釣り船」プランでは、ミーバイ(ハタ)やグルクンといった沖縄ならではの魚を狙います。港には多くの漁船が停舶し、日々たくさんのお客様を沖縄の海へとご案内しています。
<「残波岬・読谷・北谷」のおすすめ事業者>
1、海友丸(https://activityjapan.com/publish/plan/19255)
海人(うみんちゅ)とは、沖縄の言葉で漁師などの海に関わる人を意味する言葉です。こちらのショップは、沖釣歴15年以上、地元のベテラン船長がご案内します。釣りの中でも簡単な「サビキ釣り(まき餌を入れたカゴを付け、餌に寄ってくる魚を針で引っ掛けて釣る漁法)」の体験をした後は、釣った魚を漁港近くのお食事処に持ち込んで調理してもらい、すぐにお召し上がりいただくこともできます。インバウンド(訪日旅行者)のお客様も多くworldwideにご参加いただいており、親切丁寧な対応にも定評がある人気ショップです。
2、沖縄海あしび(https://activityjapan.com/publish/plan_list/2413)
沖縄本島中部嘉手納町の比謝川を中心にマングローブカヌーやSUP(サップ:スタンドアップパドルボード)、大型船を使ったフィッシング体験やシュノーケリングプランを提供しています。事前に予約をすれば船を貸し切ったり、複数のアクティビティを組み合わせたオリジナルのコースにアレンジしたり、ご要望に応じて臨機応変に対応してくれます。ホスピタリティ溢れる明るく元気なスタッフが、お客様と一緒に楽しみながら沖縄の海の遊び方をレクチャーしてくれますよ。
●第4位:千葉県 勝浦・鴨川
千葉県 勝浦・鴨川 海釣り・釣り船 プラン一覧
(https://activityjapan.com/search/fishing/kanto/chiba/096/)
<「勝浦・鴨川」のおすすめ事業者>
・With-Ocean(ウィズオーシャン)(https://activityjapan.com/publish/plan_list/1409)
勝浦港から豪華クルーザーで出航。爽快に風を切りながら、ポイントまで移動した後は、釣りはもちろん、マリンスポーツや船上BBQ(バーベキュー)を楽しむことができます。クルーザーは2名以上5名までのご利用であれば貸し切りもできるので、記念旅行や友人同士の集まりなど、目的やスケジュールにあわせたプライベートツアーを実施できます。太平洋上の「個室」で、周囲を気にすることなく、親しい方同士だけで思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。
●第8位:熊本県 天草
熊本県 天草 海釣り・釣り船 プラン一覧
(https://activityjapan.com/search/fishing/kyusyu/kumamoto/313/)
熊本市から車で約2時間、周りを海に囲まれた海辺の町「天草」は、大小120にもなる島が存在する諸島で、熊本本土とは5つの橋で繋がっています。歴史的には、南蛮文化やキリシタン文化が伝わり天草四郎の名でも有名な場所です。長崎の著名な建築家が設計したゴシック様式教会で別名“海の天主堂”とも呼ばれる崎津教会は、その周辺の漁村景観も合わせて国の重要文化的景観に選ばれております。また、国の文化財名勝に選ばれている景勝地「千厳山」や島原・天草の乱の時に天草四郎が上陸したと伝えられている「四郎ヶ浜ビーチ」、海の上に浮かぶ水族館「わくわく海中水族館シードーナツ」など、自然や海をメインにした観光スポットが多く存在します。
海も山もある天草は食材の宝庫です。対馬海流の分流が流れ込む天草灘は有数の漁場でもあり、地元で獲れた魚を使った海鮮料理を目的としてこの地を訪れる観光客も少なくありません。また、ミナミハンドウイルカの群れが生息している場所としても知られ、野生のイルカウォッチングができるスポットとしても人気です。
<「天草」のおすすめ事業者>
・天草ドルフィンクルーズ(https://activityjapan.com/publish/plan_list/1241)
周辺の海を知り尽くした地元漁師が案内する「海釣り・釣り船」体験、「イルカウォッチング」を提供しています。店舗のすぐ横にある海上釣堀での体験は、船酔いが心配な方、移動に不安があるお子様連れのお客様におすすめです。釣具のレンタルはすべてまとめて費用に含まれているので、事前の準備も必要ありません。熊本への旅の途中に手ぶらで立ち寄り、ご家族皆様でお楽しみいただけます。
「海釣り・釣り船」体験は、日本全国の海近くで実施されており、港は比較的都市部(東京、大阪、広島、福岡など)から近い場所にあるので、夏休みに遠出が出来ない方や長い休みが取れない場合でも、ご自宅から日帰りでご参加いただけるプランも多くあります。今年の夏休み期間(8月など)も、お子様の夏休み中に、3名から5名でご参加されるご家族が多く見られ、特にファミリー層に高い支持をいただいております。また、海外でも人気のレジャーであり、昨年頃から富裕層や20~30代の方を中心にアウトドアブームとなっている中国本土では、ストレス社会からの開放を求め、大自然を満喫する登山などと共に「釣り」が人気となっています。釣り道具を揃えるショップもごった返していて、ナイロンラインや、peラインなど釣りに必要な道具を購入して持ち帰る観光客も増えています。
「海釣り・釣り船」体験の魅力は、一緒に参加した人同士が、目的や時間を共有できることにあります。獲物を狙うドキドキ感、釣れた時の達成感を味わえると共に、広い海に糸を垂れ、のんびりと流れる時を過ごせる癒しの空間でもあると言えます。過去、日本では大人の男性の趣味のイメージが強く、敷居が高い印象だった「釣り」ですが、最近では釣竿や餌などの装備がすべてレンタルでき、初心者やお子様や女性同士でも楽しめるプランも増え、今後はレジャーとしてますます人気が高まることが予想されます。体験時の思い出を語り合いながら、自分達が釣った魚を食べたり、釣り体験をきっかけとして魚のさばき方を学んだり、体験終了後も居酒屋に行き仲間同士でその余韻を楽しんでいただけるアクティビティジャパンでもおすすめのアクティビティです。