
意見交換会の様子
宮城県の「みやぎおかみの会」(阿部憲子会長=南三陸ホテル観洋)はこのほど、松島町のホテル松島大観荘で、米国の政府機関の女性ら約15人と災害の備えを話し合う意見交換会を実施した。
米国笹川平和財団主催の研修会の一環で、災害リスクの軽減(DRR)に取り組む専門家集団が来日し、東京や宮城などを視察した。
おかみの会からは阿部さんら7人が参加し、東日本大震災当時に経験したことなどを伝えた。一行は南三陸町も訪れ、「語り部バス」に乗り被災地を視察。「意義ある取り組みと高く評価された」と阿部さん。
会では、阿部さんがホテルを臨時避難所として、イベント開催などを通じて被災者らのコミュニティづくりに取り組んだことなどを説明。「高齢者や子供のケアなど女性ならではの視線が役立った」と述べた。また、宿泊施設が災害時に果たす役割の重要性が認識された、と手ごたえを感じたという。
意見交換会の様子
参加したみやぎ女将会のメンバーと米国政府機関の女性ら