はとバスは1月31日、最上級車両「ピアニシモⅢ」の運行を開始すると発表した。2002年に登場した「ピアニシモ」は09年に「ピアニシモⅡ」に改良。4月1日からは、はとバス初の漆黒の車体でピアニシモⅢとして登場する。新車両運行に合わせて高級カテゴリー商品「貴賓席の旅」もリニューアルした。
金、銀の水引を側面にデザインしたピアニシモⅢは各1台、合計2台導入される。車内のインテリアはベージュと木目を組み合わせたシックなデザインでシートは本革を使用している。同社の標準バスは座席数が44席なのに対し、ピアニシモⅢは24席のみ。全てのシートに多重感知3点式シートベルトを装備している。
同車両を使用する高級カテゴリー商品、貴賓席の旅も二つのテーマに沿ってリニューアルされた。旬と宿にこだわる旅の「彩時季」は、下田セントラルホテルに1泊するコースで5万4千円から。宿と食にこだわる旅の「静優雅」は白玉の湯華鳳 別邸越の里に1泊するコースが7万7千円から。
同社は貴賓席の旅を含む、春の宿泊付きバスツアー全63も同時に発表した。お花見ツアー、上高地・尾瀬方面ツアー、さくらんぼ狩りツアーなどを設定し、4〜6月期は6千人、前年同期比5%増の1億5千万円を目指す。
はとバス初の漆黒の車体