商船三井客船は12日、外航クルーズ客船「にっぽん丸」の2020年11月~21年3月のクルーズ(29航海)と21年上期先行販売クルーズ(8航海)、計37航海のクルーズ予約受け付けを開始した。
同社は、クルーズ再開に当たり日本外航客船協会の「外航クルーズ船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を基に、日本海事協会の認証を取得。商船三井客船「新型コロナウイルス感染症予防対策マネジメントマニュアル」にのっとり運航する。
船内では、全客室への空気清浄機の設置、共用スペースの消毒体制強化、料理の提供方法の変更、ソーシャルディスタンスの工夫など、安全、衛生面を強化。年内のクルーズは、2泊までの国内ショートクルーズで構成し、乗船者数も定員の半数以下に抑え、乗船前PCR検査、マスク着用の義務化を行う。乗組員も乗船前のPCR検査を実施するほか、乗船中には1日2回の検温など体調管理を徹底する。
20年下期は、サンタクルーズ、迎春クルーズや、初春の宝船など冬の定番クルーズのほか、新機軸のクルーズ「にっぽん丸Luxury」を横浜と神戸で実施する。
定番の「ゴールデンウィーク日本一周クルーズ」「東北夏祭りクルーズ」など、21年上期クルーズも一部先行して発売する。
「今後もにっぽん丸ならではの季節感あるクルーズを展開していく」と同社。