
あわら温泉の女将会のPR
福井県あわら市、勝山市の観光をPRする「『美(うま)し国越前』あわら・勝山フェア」が9日、東京都千代田区のホテルニューオータニで開かれた。実行委員会の主催で、首都圏の旅行会社やメディアを招待。北陸新幹線金沢開業を来月に控え、福井県を代表する観光資源を持つ両市が連携し、観光や食の最新情報を紹介した。
あわら市、勝山市の市長が登壇し、それぞれの観光の魅力をアピールした。
あわら市の橋本達也市長は、あわら温泉について「源泉数は74本。旅館ごとに源泉が異なり、それぞれの泉質や効能を楽しめる」と紹介した。昨年4月にはあわら温泉湯のまち広場に源泉かけ流しの足湯「芦湯」を開設するなど、まちづくりを推進。また、今年、開湯130年を迎え、記念イベントを展開する。
勝山市の山岸正裕市長は、市内の県立恐竜博物館について「市内で発掘される恐竜化石は国内全体の8、9割に及ぶ。発掘現場付近に整備され、発掘体験ができる野外恐竜博物館も人気」とPR。注目のスポットでは、国史跡で約1300年前に創建された白山平泉寺の旧境内などを説明した。
観光や特産品、伝統芸能にかかわる両市の関係者もPRを展開。メンバー全員が日本酒の利き酒の資格を取得し、オリジナルの地酒づくりにも挑戦した芦原温泉旅館協同組合女将の会は、歌舞伎の演目「白波五人男」をモチーフにしたステージを披露し会場を沸かせた。
交流パーティーでは、地元の食材を使った料理を提供。あわら市産のトマト「越のルビー」を使ったパスタ、勝山市の名物「勝ち山おろしそば」などが並んだ。

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